法政大学 28(13-12)33 中央大学
【戦評】
法政ハンド部の春季リーグが幕を開けた。昨年のインカレ王者中央大学を初戦の相手に迎えて行われた初戦は、白熱した点の取り合いの末に黒星を喫した。
試合開始から法政はオフェンスでは岩﨑(3年)を中心に立て続けに得点、ディフェンスでは組織的なディフェンスが見事にハマり得点を許さずスコア5-1とすると堪らず中央大学がタイムアウトを取る。タイムアウト明けも法政は立ち上がりを優位に進め、一時はスコア7-1とした。しかし、その後中央大学に4連続得点を許し徐々に両者がペースを掴み始めると取っては取り返す展開に。その後ヒヤリとする場面もGK山口(4年)の好セーブに救われ、前半をスコア13-12の1点リードで折り返した。
後半立ち上がりペースを掴んだのは中央大学だった。後半早々竹中(2年)の退場で1人少ない状況となった法政は大学ハンドボールにおいて圧倒的な攻撃力を誇る中央大学を守りきれず連続失点。その後も西村(3年)の退場もあり不利な状況が続く。そんな中、点差を開かせまいと渡邊(3年)が中央大ゴールをこじ開け続け試合はまたしても拮抗状態に。3点差を3連続得点で追いつくなど攻守ともに善戦していた法政だったが、後半20分に差し掛かるところで同点ゴールを決めた竹中が負傷により交代。その後攻撃でミスが目立ち始め、終わってみれば28-33と王者相手に勝ちきることはできなかった。
しかし、昨年の秋季リーグとは打って変わって安定した立ち上がりと組織の連帯性を見せ、王者相手に善戦する姿は確実に選手躍進の一戦であった。(広報=間)
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