【春季リーグ】第2戦 vs日本体育大学 試合結果・戦評

法政大学 34(16-17)31 日本体育大学

【戦評】
中央大学との開幕戦を落とした法政ハンド部は第二戦、またしても大学ハンドボール界の強豪である日本体育大学との一戦に臨み、見事白星を掴みとった。
前半、素早い攻撃と個々の能力の高さを武器とする日体大に速攻で苦しめられる場面が続くが、セットディフェンスにおいては竹中(2年)と布田(4年)を中心とする積極的な守備が日体大OF陣を封じ、得点を許さない。攻撃の場面では序盤はミスが目立ち、点を取ることが出来ずにいたが、前半途中からサイドとして出場した西村(3年)が角度の狭いエリアからゴールを奪うと、その後のプレーでも相手の退場を誘い数的有利の状況を作るなど活躍。反撃の狼煙を上げる。その後も石田(4年)、渡邊(3年)を中心に得点し同点に追いつくと、一時は離されるも終盤にGK松田(4年)が相手の7mスローを止めチームを鼓舞。結果スコア16-17の一点ビハインドに終わったものの試合が進むにつれ勢いを取り戻した法政は強豪相手に集中して前半を戦い切った。
後半も勢いは止まらず出場選手全員が攻守共に躍動。前半に2得点と退場を誘うプレーで試合の流れを変えた西村が値千金の逆転ゴールを奪うと、そこから攻撃では岩﨑(3年)を筆頭にゴールを量産、守備では栗田(2年)、布田が見事に法政の守備陣を統率し「個」で勝る日体大を「組織」で守り、GK山口(4年)の脅威のセービングもあって法政は4点差をつけることに成功。しかし試合が進むにつれ、徐々に選手に疲労が見え始める。その間に全くスピードの落ちない日体大はじわじわと差を縮め、法政は残り5分時点で3点差とされ、不穏な空気が流れ始めた。そんなゴールが奪えずにいた状況でチームを救ったのは副キャプテン渡邊のロングシュート。残り1分というところで鋭くゴールに突き刺さった背番号10のシュートはチームの士気を最高潮に。そのまま日体大の猛攻を凌ぎ切った法政が最終スコア34-31で逃げ切り、今季初勝利をあげた。(広報=間)

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